『薬屋のひとりごと第41話』猫猫が後宮から消えた真相！翠苓と子翠の思惑が動き出す

猫猫が突然後宮から姿を消した──。壬氏たちが捜索を進める中、猫猫の愛猫・毛毛の行方も不明となり、事件は不可解さを増していきます。

その裏で動いていたのは、翠苓と子翠。猫猫と共に“狐の里”へ連れ去られた子翠が、翠苓を「姉」と呼んだことで、2人が姉妹であるという重大な事実が明らかになります。

本件の核心は、翠苓と子翠が共有する思惑。猫猫はその渦中に巻き込まれていたのです。さらに“狐の里”で出会う少年・響迂の存在が、姉妹の計画に新たな局面をもたらす予感を漂わせています。

猫猫が後宮から姿を消した本当の理由とは

ある日、後宮から忽然と姿を消した猫猫。その異変に最初に気づいたのは壬氏でした。

翡翠宮にも医局にも足跡はなく、猫猫が残した気配はあまりに希薄。

しかしその背後には、“姉妹の思惑”が隠されていたのです。

壬氏は医局を訪れ、猫猫の直前の行動を確認します。

そこでわかったのは、彼女が消毒用アルコールとまたたびを持ち出していたという事実です。

それに反応した愛猫・毛毛もまた、猫猫と同時に姿を消していたのです。

羅門はこの状況を冷静に分析します。感情に流されることなく、必要な情報を選び取り、無駄なく行動を開始。

やがて猫猫が残した痕跡をたどり、“誰かに連れ去られた形跡”と“意図的な足取り”の両方を発見します。

一方、壬氏と高順の捜索によって、主犯が翠苓であることが明らかに。

さらに一緒に消えた子翠という宮女は、どこにも登録されていない“存在しない人物”だったことも判明。

猫猫の失踪は偶然ではなく、翠苓と子翠が関与する計画的な行動だった可能性が濃厚となっていきます。

翠苓と子翠──姉妹の思惑が物語を動かす

猫猫が後宮から消えた先で待っていたのは、かつて顔見知りだった女官・翠苓。

その傍らには、どの部署にも登録されていない謎の宮女・子翠の姿。

猫猫の前で子翠が翠苓を「姉さま」と呼んだ瞬間、2人の関係が明らかになります。

姉妹であるという事実、しかし子翠は後宮に記録されていない謎の存在。

翠苓はそんな子翠を守るため、後宮外へ連れ出す計画を密かに進めていたと考えられます。

猫猫はその計画に巻き込まれたというより、あえて選ばれた同行者だったのかもしれません。

姉妹の行動は、ただの感情的な逃避ではなく、覚悟と目的を持ったものだったのです。

子翠の正体や背景はいまだ謎に包まれていますが、その存在が鍵を握っているのは間違いありません。

姉妹が共有する過去と、仕組まれた計画

翠苓と子翠の行動が偶然ではないことは、猫猫の捜索の中で徐々に明らかになっていきます。

その核心となったのが、毛毛が発見された古びた廟でした。

そこには、後宮の林に通じる抜け道が隠されており、3人の足取りが浮かび上がります。

猫猫はまたたびで毛毛を誘導し、あえて足跡を残すことで追跡者に手がかりを与えていたと考えられます。

翠苓と子翠、姉妹が共有する過去と想い──。

子翠を外の世界へ送り出すために、緻密に計画された脱出劇だったのです。

響迂の登場がもたらす物語の転機

3人がたどり着いた“狐の里”で、猫猫が出会ったのは天真爛漫な少年・響迂。

翠苓や子翠のことを姉のように慕い、元気いっぱいで素直な性格。

猫猫にもすぐに親しげに接する様子が印象的でした。

藤原夏海さんが演じる響迂の声は、少年の明るさと無邪気さを自然に表現。

現時点では物語の核心には関わっていませんが、今後の伏線を感じさせる存在でもあります。

その純粋さが、猫猫たちにどのような影響をもたらすのか──注目が集まります。

猫猫　後宮　翠苓　子翠──姉妹の思惑が導く真相のまとめ

猫猫が忽然と姿を消した事件の裏には、翠苓と子翠の姉妹による計画的な脱出がありました。

羅門による捜索で明らかになった古廟と抜け道、毛毛の存在が示した足跡。

壬氏と高順が突き止めたのは、“存在しない宮女”である子翠の謎。

そして、猫猫はただ巻き込まれたのではなく、信頼できる者として選ばれた可能性が高いのです。

響迂という少年との出会いが、やがて新たな展開を呼び込むかもしれません。

今後明かされるであろう子翠の正体、姉妹の目的、そして猫猫の選択──

41話を経て、物語はさらに深い謎と真実へと進んでいきます。